「うちの子はもう4歳なのに、まだオムツが取れない」と悩んでいるママもいると思います。
私がそうでした。
うちの三男は、4歳を過ぎてもオムツが取れませんでした。正確に言うと——おしっこはトイレでできるのに、うんちだけ、どうしてもオムツだったのです。ちょっと変わったパターンかもしれません。
先に結論を言ってしまいます。半年以上続いたその状態は、ある日、何気ないひと言をきっかけに、驚くほどあっさり終わりました。
今日は、そのお話をします。
長男と次男のトイトレは順調、三男だけ4歳を過ぎてもオムツが取れなかった
上の子ふたりのトイレトレーニングで、苦労した記憶はほとんどありません。
時期が来たら誘って、何度か失敗して、いつの間にかパンツになっていました。「トイトレってこんなものか」と思っていました。
三男だけ、違いました。
おしっこはトイレでできても、うんちだけオムツが半年以上続いた
おしっこは、比較的すんなりトイレでできるようになりました。
問題は、うんちでした。
トイレに誘っても、絶対にしない。うんちのときだけは、オムツ。この状態が、半年以上続きました。
うんちのときだけ自分でオムツに履き替え、洗面所にこもるのが息子のルーティーン
しかも息子には、独特のやり方がありました。
うんちがしたくなると、自分でパンツを脱いで、オムツに履き替えるのです。そして、洗面台のある2畳ほどの狭いスペースへ走っていき、閉じこもる。そこで、うんち座りをして、オムツの中にうんちをする。
隠れたかったのとは、少し違う気がします。「うんちは、この場所で、このやり方でする」と、本人の中で決まっている——そんな感じでした。
保育園では、ほとんどうんちをしませんでした。9時半から16時まで園にいるのに、です。園では我慢して、家に帰ってから、自分の場所で、自分のやり方でする。そういう子でした。
理由を聞いても、答えてくれません。なぜトイレじゃだめなのか。なぜ洗面所なのか。分からないまま、私はオムツを買い続けていました。
「いつか取れるよ」と言われても、焦る気持ちは消えなかった
当時の私は、夜な夜な検索していました。「4歳 オムツ 取れない」「うんちだけ オムツ」——。
同じようにオムツが取れなくて悩んでいる親は多いようでした。
検索していると、よくこんな言葉に出会いました。
「大人になってもオムツしてる人はいないんだから、心配しなくてもいつか取れるよ」
正論です。頭では分かっています。でも——とはいえ、うちの子は明らかに遅れている。その心配は、この言葉では消えませんでした。
同級生は、ほぼパンツになっているようでした。保育園なので、よその子のオムツ事情は実際にはよく見えませんでしたが、外から見ている感じでは、4歳でオムツをしている子はいなさそうでした。見えないからこそ、想像の中で、うちだけがどんどん遅れていく気がしました。
怒りそうになる私を止めてくれたのは、長男と次男だった
正直に書きます。私は何度も、イライラして怒りそうになっていました。
トイレに誘っても、頑として応じない。オムツに履き替えて走っていく姿を見るたび、「なんでトイレでしないの!」という言葉が、喉まで出かかっていました。
もし息子と一対一だったら、怒っていたと思います。
でも、わが家には長男と次男がいました。トイレに誘ってもうまくいかないとき、そばに次男がいたりすると、不思議と理性が働くのです。兄たちの前で、この子を怒りたくない——。そう思って、何度も飲み込みました。
特に、次男はちょっとふざけて、YouTubeで流れるおまめサンシローさんの歌をうたって、三男を励ましてくれました。
このころ、私は決めました。もう、笑って見ていることにしよう。
急かさない。怒らない。オムツに履き替えて走っていく姿も、「今日も行ったな」と眺めておく。そう決めてからは、私の気持ちがずいぶん楽になりました。
4歳の春、「トイレ行ってみようか?」の一言で突然オムツが外れた

4歳の誕生日を過ぎた、春のことです。
特別なきっかけがあったわけではありません。正直に言えば、「ぼちぼちオムツを外さないと、やばいな」と思っただけです。私は何気なく、声をかけました。
「トイレ行ってみようか?」
すると——できたのです。あんなに頑なだったうんちが、初めて、トイレで。
めっちゃ褒めました。息子も、とてもうれしそうでした。できたことがうれしかったのか、褒められたことがうれしかったのか、それは今も分かりません。でも、あのうれしそうな顔は覚えています。
そして驚いたことに、その日を境に、うんちは一度もオムツに戻りませんでした。
半年以上続いた「うんちだけオムツ」は、ある日突然、あっさり終わったのです。
うんちだけオムツにこだわったのは、ASDの特性だったのかもしれない
息子はその後、小学校入学の1か月前に、ASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。

今になって、思うことがあります。
パンツからオムツに履き替えて、決まった場所で、決まったやり方でする。あの謎の手順は、ASDの「こだわり」の一つだったのかもしれません。理由を聞いても話してくれなかったのも、そういうことだったのかもしれません。
当時の私は、発達障害のことなど何も知りませんでした。ただ「変わったやり方をする子だなあ」と思っていただけです。医学的なことは、今も断定できません。ただ、わが家の場合はそうだったのかもしれない、という話です。
ちなみに、同じ頃の悩みをもうひとつ、記事にしています。5歳まで続いた卒乳の話です。

まとめ|4歳でうんちだけオムツでも、息子のタイミングを待ってよかった
わが家には、「これでオムツが取れた」という特別な方法があったわけではありません。
たまたま息子自身のタイミングと、私が「トイレ行ってみようか」と声をかけた日が重なったのだと思います。初めてトイレでできたときは、息子をめいっぱい褒めました。
それまでの私は、周りの子より遅れていることが心配で、何度もイライラしていました。それでも兄たちに助けられながら、急かさず、笑って見守ることにしました。
そして4歳の春、息子は初めてトイレでうんちができ、その日から一度もオムツへ戻りませんでした。わが家の場合は、息子のタイミングを待ってよかったのだと、今は思います。
もし今、子どものオムツがなかなか取れずに悩んでいる方がいたら、わが家の経験が少しでも参考になればうれしいです。