「うちの子、友達ができるんだろうか」
そう心配したことはありませんか。うちの三男は、保育園の頃は、お友達の家を行き来するような関係は特にありませんでした。
そんな三男が、小学校2年生の夏、初めてお友達の家に遊びに行かせてもらいました。
この記事では、保育園時代から、初めてのお呼ばれまでのことをお話しします。同じように心配している方の、少しでも参考になればうれしいです。
ASD(自閉スペクトラム症)の子どもは、相手の気持ちを読み取ったり、遊びのルールを共有したりするのが苦手なことがあると聞きます。だから「友達ができにくい」と言われることも多いようです。
でも、今では、無理に焦って友達を作らなくてもいいと思うようになりました。
私がそう思うようになるまでの経緯をお伝えしたいと思います。
保育園では特定の仲の良い友達がいなかった
長男と次男は幼稚園に通っていて、帰ってきてからママ友のお家に遊びに行かせてもらったり、うちに来てもらったりするのが日常でした。
三男は保育園でした。働いているお母さんも多いし、お友達の家に行ったり来てもらったりするのは正直めんどうだろうな、必要もないだろうな、と私は思っていました。
保育園の先生から、一つ上のお姉さんが三男のことをよく気にかけて、世話を焼いてくれている、と聞いたことがあります。でも、同じ年齢のお友達と遊ぶことはあまりなかったようです。
どれくらい関わっていたのかは、正直、今もよく分かりません。私が知る限りでは、特定の仲の良いお友達はいなかったように思います。

卒園式の時、他の子どもたちが仲良く写真を撮ったり、親しげにおしゃべりしている姿を見ながら、うちの子は一緒に写真を撮りたい友達がいないのかなとちょっと寂しい気持ちになりました。
それもあって、小学校で友達ができるだろうかと、ずっと心配していました。遠足のとき、お弁当を一人で食べているんじゃないか。そんなことばかり考えていました。
小学校の遠足で誰とお弁当を食べたのか、今も分からない
息子は、その日の出来事を人に伝えることが苦手です。なので、遠足でどんな状況だったのか、誰とお弁当を食べたのか、息子に聞いてもよくわかりませんでした。

先生からは「一人ではなかったですよ」とだけ教えてもらいました。
一人ぼっちだったわけではなさそうです。でも、誰と一緒にお弁当を食べていたのか、よく分からないままです。
「無理に友達を作らなくていい」と分かっていても、焦っていたのは私だった
信頼できる先生や、先輩お母さんに、「無理に友達を作ろうとしなくていいんじゃない?」と言われたことがあります。それには完全に同意しています。
それでも、正直に書きます。参観日の休み時間、一人でいる三男を見ると、胸がきゅっとなります。頭では「無理に作らなくていい」と分かっているのに、心がついていかないのです。
家では、長男や次男が三男によく構ってくれます。ちょっかいをかけたり、遊んだり。私も夫もできる限り、三男には構っているつもりです。だからきっと寂しくはないはずだと思ってはいるのですが。
三男自身は、これまで一度も「友達がほしい」と言ったことはありません。どちらかというと、友達を作らなきゃと焦っていたのは、三男本人ではなく、私の方だったのだと思います。
公園で支援級のクラスメートとドッジボールをしたのがきっかけだった

そんな中、転機になったのは、公園での出来事でした。
私と三男が公園でドッジボールをしていたら、たまたまお友達親子と会いました。そのお友達は、支援級の同じクラスの子です。1年生のころから、多少の交流はあったようです。
三男とお友達は、とても楽しそうにドッジボールをしていました。それを見ていたお友達のママが、「今度うちに遊びにこない?」と声をかけてくれたのです。
嬉しかったです。でも、もしかしたら社交辞令なのかもと思いました。その場では「ありがとうございます」と返事をしただけで、具体的な約束はしませんでした。
小2の夏休み、初めて友達の家でマインクラフトをして2時間半遊んだ
それでも数日後、お友達のお母さんから連絡があり、夏休み、初めてお友達の家にお邪魔することになりました。
三男は、めちゃくちゃ楽しみにしていました。「明後日どこ行くの?」と聞かれて、「お友達のお家に行くよ」と伝えると、前日も当日も「いつ行くの?」と何度も聞いてきました。
当日は13時に待ち合わせでした。13時10分前くらいに「今から家を出ます」とLINEをして、私も少し緊張しながら、お友達のマンションへ向かいました。
二人でマインクラフトをして遊びました。喧嘩することもなく、二人とも穏やかにゲームをしている様子でした。
帰ってきたのは15時30分。約2時間半、遊ばせてもらったことになります。
「楽しかった」ととても喜んでいました。三男が初めてお友達の家で遊んでいる姿を見て、私も本当に嬉しかったです。
お盆明けには、今度はお友達とお友達のママが、うちに遊びに来てくれました。うちでも二人でマインクラフトを楽しんでいました。平日はお互い習い事や放課後等デイサービスがあるので、また冬休みに遊びたいねと約束しました。

まとめ|焦らず待っていたら、息子に友達ができていた
保育園時代、あまり友達関係を作れていなかった三男が、小学校2年生の夏、初めてお友達の家に呼んでもらいました。その後、うちにも遊びに来てくれました。
振り返ってみると、焦っていたのは三男ではなく、私自身だったのだと思います。三男は「友達がほしい」と一度も言わなかったのに、私が勝手に心配し、勝手に焦っていました。
遠足でお弁当を一人で食べていたかどうかは、今も正直よく分かりません。それでも、その子にはその子のタイミングがあって、公園での偶然のような、思いがけないきっかけが訪れることがあるのだと思います。
友達ができるまでのペースは、人それぞれです。自閉スペクトラム症でない私でも、頑張って友達を作ることはしんどいです。無理に友達を作らせようと焦る必要はない。今回、そのことを三男から教えてもらいました。